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シンスプリント(Shin splint)〜過労性脛部痛・過労性骨膜炎〜
脛骨(膝下のスネの骨)遠位1/3の内側のヒラメ筋および後脛骨筋が付着する骨膜が炎症を起こし生じると言われています。
医学専門書では脛骨内側の骨膜部を圧迫すると鋭い痛みがある、と記されています。
しかし、実際の臨床ではその直際に存在する長趾屈筋やヒラメ筋内側部を圧迫すると更に激しく鋭い痛みを発します。それが痛みを出しているという患者様の納得反応も得られます。
治療によりこれらの筋肉の緊張が緩和されると骨膜の圧痛はかなり軽減します。この臨床的事実から、シンスプリントの主な原因は長趾屈筋やヒラメ筋などの下腿部(膝から下)の過緊張とそれに基づく循環障害と考えられるのではないでしょうか。
当院では、このような症状のスポーツをしている学生など多数来院されています。