シンスプリント
- 脛(すね)の内側が痛い
- 脛(すね)の内側を押さえると痛い
- 走り始めると脛(すね)が痛くなる
- スポーツやクラブ活動の後、脛(すね)が痛くなる
- スポーツ活動中、常に痛い
シンスプリントの原因は何?何でシンスプリントになるの?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
シンスプリントは‘’すね‘’の部分で発症し‘’弁慶の泣きどころ‘’とも呼ばれる場所です。
日本名は‘’過労性脛部痛‘’または‘’過労性骨膜炎‘’という病名で、脛骨の中央から遠位1/3の後内側部で痛みを発症します。
解剖学的には、痛みが発生している部位に起始部をもつ(付いている)‘’ひらめ筋‘’と‘’長趾屈筋‘’、そして、その後ろにある‘’後脛骨筋‘’が脛骨表面の骨膜を引っぱり微細損傷(骨膜炎)をおこします。
シンスプリントは陸上の中・長距離選手や、ジャンプやダッシュを繰り返すサッカー、バレーボール、バスケットボールに多くみられます。
シンスプリントの原因には、
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オーバーユース(使いすぎ)
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クッション性のないシューズ
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硬い地面での競技
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扁平足
などが挙げられます。
シンスプリントを放置してもいい?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
シンスプリントは放置しないでください。悪化すると治療期間が長期にわたるため、早めに治療するようにしましょう。
シンスプリントは症状の強さにより4段階に分けられます。
ステージI:痛みはあるが、ウォーミングアップをすると痛みは治まる。
ステージ Ⅱ:ウォーミングアップにより痛みは消失するが、運動前後に痛みはある。スポーツ活動に支障はない。
ステージ Ⅲ:日常生活に痛みはないが、運動中は常に痛みがありスポーツ活動に支障をきたす。
ステージ Ⅳ:局所の痛みが常にあり、スポーツ活動は不可能で、日常生活にも支障がある
このようにシンスプリントを放置すると少しずつ痛みが強くなり、スポーツはもちろん日常生活にまで支障をきたします。
その症状はシンスプリントにとどまらず、鵞足炎、腸脛靭帯炎(ランナー膝)、コンパートメント症候群を誘発することもあります。
最悪のケースでは、自己判断で競技を続け無理をすることで、脛骨疲労骨折にまで及んだケースもあります。
シンスプリントは最初のうちは、痛みも我慢でき競技を続けることができます。
しかし、ケガを放置することで悪化するだけではなく、その後のパフォーマンスが下がることもあります。
くれぐれも自己判断で放置しないようにしてください。
シンスプリントの予防法は?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
シンスプリントは早期の治療が大切です。もう一つ大切なことは‘’予防‘’です。
①適度な休息 入浴など
スポーツは必ず適度な休息をとるようにしましょう。
過度なトレーニングや練習は、オーバーユースになりシンスプリントはもちろん、筋肉の質の低下をまねきます。
それがパフォーマンスの低下につながり本末転倒になってしまいます。
練習後は自宅で入浴をするなどして、体にたまった疲労物質、痛み物質を取り除くようにしてください。
②ストレッチ
練習や競技前は、ダイナミックストレッチなどの準備運動をして、血流を良くしてから行うようにしましょう。
体を運動するという準備状態をつくってから体を動かしましょう。
③整骨院での定期的なケア
学校のクラブ活動やスポーツは、どうしても体に疲労が蓄積されます。
セルフケアだけでは追い付かなくなります。
スポーツ障害の治療経験が豊富な整骨院や鍼灸院で、定期的な治療を受けるのがオススメです。
自分では気づかない体の変調を事前に見つけ出し、さまざまなケガの予防につながります。
④シューズを見直す
クッション性が悪く自分に合っていないシューズは、衝撃吸収ができず下半身に負担がかかります。
自分に合ったシューズを選ぶようにしてください。
⑤環境面を見直す 練習量や練習環境
同じクラブ活動やチームの中で複数人シンスプリントなどの下半身のケガがでているケースでは、過度な練習をしている可能性があります。
グラウンドなどの環境面、床や地面の状態(硬さ)もケガの要因になります。
練習内容だけでなく、練習環境もシンスプリントなどのケガを予防するためのチェックポイントです。
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院のシンスプリントの治療法は?
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院では、シンスプリントなどのスポーツ障害に対して豊富な治療実績があります。
社会人柔道部のトレーナー経験、現在は金岡ボーイズのトレーナーを務めているため、スポーツ障害を治療する機会がよくあります。
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院では、シンスプリントを以下の方法で治療していきます。
①徒手療法(MT-MPS)
シンスプリントの程度によりますが、痛みが強い場合は患部を避け硬くなった筋肉の弛緩と血液循環の改善を目的に治療していきます。
損傷した部位に応じ重点的に治療するところを探しだし、体表解剖、生理学、運動学などの基礎医学に基づき治療し回復速度を早めます。
②鍼療法(AT-MPS、トリガーポイント鍼療法)
患者さまの鍼に対する許容度や症状に応じて、鍼療法を組み合わせて治療していきます。
③ハイボルテージ療法
ハイボルテージという電気治療で痛みの緩和と治癒を促進させます。
ハイボルテージは高電圧刺激を皮膚から流し交感神経の興奮を抑制させることを目的とした電気療法です。(まったく痛くないのでご安心ください。)
分かりやすく言うと、痛みの神経は交感神経が優位になっているため、それを抑制させる、つまり痛みを抑えることにつながります。
興奮した交感神経を抑えることで自律神経のバランスが整うことになり、血行が促進されます。
血行が良くなると、痛み物質を溜まるのを防ぎ、筋肉に必要な酸素や栄養素が運ばれ質の良い組織に生まれ変わるため、シンスプリントの回復も早くなります。
④超音波治療
超音波で振動を与え温めながら、深部の筋肉にまで刺激を与えることができます。
シンスプリントの原因となる筋肉にまで温熱刺激をあたえることができます。
鎮痛効果と治癒の促進効果があります。
⑤超音波観察装置(エコー観察装置)
超音波画像はシンスプリントと脛骨疲労骨折の鑑別に有用です。
シンスプリントは筋肉の緊張をとることに主眼を置いた治療をし、脛骨疲労骨折の場合は、骨の修復が最優先になります。
シンスプリントのことなら、シンスプリントの治療経験が豊富な堺市北区くらまえ鍼灸整骨院にお任せください。