メニエール病
- ぐるぐる目が回るような目まい
- 耳が詰まったような感覚
- 耳が聞こえにくい(難聴)
- 音がこもる
- 耳鳴り
- 体がフワフワする
なぜメニエール病になるの?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
メニエール病は内耳のリンパ浮腫が原因です。
内耳のリンパ液が何らかの原因で循環障害を起こし、「浮腫み(むくみ)」が発生している状態です。
内耳には聴覚細胞がある「蝸牛」と平衡感覚細胞がある「三半規管」「耳石器」があります。
蝸牛にリンパ浮腫が発生すれば、「耳が聞こえにくい」「音がこもる」「耳鳴り」などの聴覚に異常を感じます。
三半規管や耳石器にリンパ浮腫が発生すれば、「ぐるぐる目が回るような目まい」「体がフワフワする」などの平衡感覚に異常を来します。
蝸牛だけのリンパ浮腫であれば、聴覚のみの異常、三半規管や耳石器だけであれば平衡感覚のみの異常というように、片方だけの異常の場合もあります。
内耳の循環が悪くなる原因の一つとして、内耳につながる首、肩の関係性が深いと考えることができます。
首や肩の筋緊張が亢進すると、血液、リンパ液の循環が悪くなり、そこから内耳へとつながる循環動態に悪影響が出ると考えられます。
メニエール病は厳密な診断基準があります。くり返し発症し、めまいの持続時間が10分程度から数時間程度であることと、聴覚症状を伴うことで診断されます。
1回だけの発症や、数秒から数分程度の短い目まいの場合、メニエール病とは診断されないようです。
他にも筋肉の感覚異常からも、目まい、ふらつきが起こると考えることができます。
その理由として、筋肉には筋紡錘のⅠa線維、腱器官のⅠb線維という筋感覚受容器があります。
これらは重力空間において私達の身体の位置や四肢の運動方向を感知して中枢に知らせる重要な感覚神経として作用しています。
つまり「身体がどのような位置にあるか」、「四肢がどのように動いたか」など姿勢や動作の情報を、瞬時に、常に脳に伝達している重要な感覚受容器であるため、平衡感覚に関与している筋肉の筋内環境が悪くなることで、目まいなどのふらつきが発症すると考えることができます。
※筋感覚受容器(分布する感覚神経終末)の模式図
筋性疼痛症候の臨床観察 小林紘二著
※筋内環境悪化を示す模式図
筋性疼痛症候の臨床観察 小林紘二著
メニエール病を放置するとどうなるの?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
目まいなどの症状→日常生活に悪影響→ストレスがたまる→首こり、肩こりが強くなる→目まいなどをくり返す
目まいなどの症状はQOL(Quality of life=生活の質)を下げることになり、心身に大きなストレスを与えることになります。
この負のループを少しでも緩和できるよう堺市北区のくらまえ鍼灸整骨院ではしっかりと施術させていただきます。
メニエール病は整骨院、鍼灸院で治療できるの?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
上記のように目まいがありメニエール病と診断されるケース、目まいがあってもメニエール病と診断されないケースもあります。
どちらのケースでも堺市北区のくらまえ鍼灸整骨院では、頭部、首、肩の筋緊張を緩和し内耳の血液、リンパ液の循環が良くなるように施術していきます。
メニエール病はもちろんのこと、メニエール病と診断されていないケースでも、「目まい」「耳鳴り」「耳が詰まったような感覚」「音がこもる」といった症状でお悩みの方は多くいらっしゃいます。
堺市北区のくらまえ鍼灸整骨院では少しでもこのような患者さまの苦痛を和らげるようサポートしていきます。
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院のメニエール病に対する施術方法
堺市北区のくらまえ鍼灸整骨院では、目まい、耳鳴り、耳が詰まったような症状がある方に対し脈管系(血管、リンパ)で内耳とつながっている頭部、首、肩などを広範囲に施術し筋緊張を緩和させることで血液、リンパの循環を促すようにします。
そして、平衡感覚に関与している胸鎖乳突筋や頭半棘筋を徒手療法、鍼療法組み合わせ施術し筋内環境を良化することで目まいやふらつきなどに対し治療していきます。
メニエール病、またはメニエール病と診断されなくても「目まい」「耳が詰まる」「音がこもる」「体がふわふわする」「耳が聞こえにくい」など、このような症状が少しでも緩和できるよう堺市北区のくらまえ鍼灸整骨院では徒手療法、鍼療法を組み合わせ施術していきます。
お気軽にご相談ください。
※側臥位での胸鎖乳突筋
筋性疼痛症候の臨床観察 小林紘二著
※頭半棘筋とその周辺筋群
筋性疼痛症候の臨床観察 小林紘二著

執筆者:
くらまえ鍼灸整骨院 院長 貞松正剛
くらまえ鍼灸整骨院では、患者様の笑顔のため、全力で施術にあたらせて頂きます。
お身体の痛み・不調でお悩みの方、どんな些細なことでも結構です。
ぜひお気軽に当院へお越しください。