骨折後のリハビリ
- 骨折後のリハビリをしてほしい
- 骨折後、整形外科での通院がおわったため、その後のリハビリをしてほしい
- 手首、背骨、腕の付け根、足の付け根を骨折したためリハビリをしてほしい
- 骨折後の可動域制限、思うように動かないためリハビリしてほしい
- 骨折後、スポーツのパフォーマンスが下がった
- 骨折後、早く元の状態に戻りたい
- 骨折後にどこでリハビリをすればよいかわからない
骨折の多い部位はどこ?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
骨折の多い部位は手首、背骨、腕の付け根、足の付け根です。それぞれの特徴を簡単にみていきます。
・手首の骨折[橈骨遠位端骨折]
中年以降の女性に多く、自転車などで転倒したさいに手のひらをつき手首の橈骨(とうこつ)という骨を骨折します。
40代〜50代にかけて女性は骨粗鬆症で骨がもろくなっているので、簡単に折れることもあります。
若い人では、交通事故やスポーツ、高所からの落下などで手をつき強い外力を受け骨折します。
・背骨の骨折[脊椎圧迫骨折]
上下方向からの力が加わって生じる背骨の骨折です。
骨粗鬆症の高齢者に多く、最近では‘’いつの間にか骨折‘’といわれ自分でも気付かない外力でも骨折します。
中腰、重い荷物を持ったさいには胸腰移行部(腰と背中の間)に力が集中して骨折します。
尻もちなどの外力でも力が集中したところの椎体(背骨)の前側がつぶれます。
腫瘍で骨がもろくなり病的骨折を起こすこともあります。
・腕の付け根の骨折[上腕骨近位端骨折]
50歳以上の割合が85%を占めており、3:7で女性の方が多く骨折します。
高齢者では転んださいの軽微な外力で骨折し、若い人では交通事故やスポーツなど強い外力、子供では骨端線(成長線)を含んで骨折することもあります。
・足の付け根の骨折[大腿骨頸部骨折]
骨粗鬆症の高齢者が転倒した際に骨折することが多く、股関節(足の付け根)に痛みがあり、ほとんどの場合立つことや歩くことができなくなります。
生命にも関わる骨折で、寝たきりにならないようにすることが大きな目標となります。
各骨折の予後(後遺症)とリハビリの重要性|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
各部位における骨折後の対応と後遺症予防のためのリハビリ対処をご紹介いたします。
・橈骨遠位端骨折
骨折時の転位(ズレ)が大きいときはプレートを入れる手術をし、転位が少ないときはギプス固定をします。
近年は早期の社会復帰のためにも手術を選択するケースが多くなっています。
子供の場合は、自家矯正力(自分の自然治癒力で骨がまっすぐに戻る能力)が盛んで、骨の癒合も早いため通常手術を必要とすることはありません。
骨折後、適切なリハビリを行わず、手首だけでなく手指の関節の拘縮を起こす症例も少なくなく、リハビリが重要となります。
若くても拘縮を起こすこともあるため、患者本人のリハビリに対する正しい理解と本人の頑張りも必要です。
まれに、転位がほぼないような場合でも長母指伸筋腱の断裂、プレートによる長母指屈筋の断裂を生じる場合があります。
・脊椎圧迫骨折
脊椎圧迫骨折後は、腰から背中の筋力が低下するため、それ以上の低下を防ぐよう無理のない範囲で体を動かすようにしてください。
また、骨折により椎体(背骨)がつぶれ前屈み姿勢になるため首や肩に負担がかかります。
首や肩の治療も早めに行い、下半身の筋力低下を防ぐ軽めのトレーニングも大切だと考えられます。
・上腕骨近位端骨折
転んでの受傷が多いため、比較的軽い外力で転位(ズレ)が少ないため多くは保存療法(手術をしない方法)が選択されます。
20%ほどの転位が大きい骨折は手術が選択されます。
リハビリは固定期間から開始され、肩関節以外の肩甲帯(肩甲骨)・肘関節・手関節・手指から拘縮予防から進めていきます。
・大腿骨頸部骨折
麻酔や手術の進歩により、現在は手術を選択することが多くなっています。
生命予後にも関わる骨折のため、本人の努力と家族の理解が重要で、寝たきりにならないようにリハビリをしていくのが目標になります。
手術翌日からの座るための訓練、早期の起立と歩行の訓練が必要です。
半年~1年後に元通りに近い歩行能力まで戻るのは、全体の50%にすぎません。
骨折の予防|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
骨折はならないのが一番です。
上述した骨折は骨粗鬆症が原因でなることが多いため、そうならないよう日頃からの運動習慣、食事での栄養摂取(カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、リン、マグネシウム)も大切です。
若いうちに足腰の筋肉を鍛えるのとバランス感覚を養い転倒するリスクを減らすことにも留意するようにしてください。
骨折は思っているよりも身体だけではなく、精神的ダメージが大きいものです。
骨折後の生活は大変不便で若くても生活に支障をきたします。
若い人の交通事故やスポーツでの骨折は防ぐことが難しい部分もありますが、油断をせず危険を予測することで、少しでも骨折のリスクを軽減するようにしてください。
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院の骨折後のリハビリ
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院では、拘縮などの関節可動域の制限や、スポーツパフォーマンスを少しでも元の状態に戻したいという希望で、骨折後のリハビリに来られます。
当院では、以下の方法で骨折後のリハビリや治療をしていきます。
①徒手療法(MT-MPS)
硬くなった筋肉の弛緩と血液循環の改善を目的に治療していきます。
どの筋肉が硬くなり関節の可動域を制限しているのかを探しだし、体表解剖、生理学、運動学などの基礎医学に基づき治療し、少しでも骨折前の状態に戻るようにしていきます。
②鍼療法(AT-MPS、トリガーポイント鍼療法)
患者さまの鍼に対する許容度や症状に応じて、鍼療法を組み合わせて治療していきます。
(鍼治療は強制ではありませんので、ご安心ください。)
③コンビネーション療法(ハイボルテージと超音波)
ハイボルテージという高電圧刺激と、超音波という深部までの温熱刺激を組み合わせた物理療法です。
このコンビネーション療法で痛みの緩和と循環改善とともに、運動療法を組み合わせ拘縮している筋肉を治療していきます。
関節可動域を戻すために有効な治療法です。
骨折後のリハビリのことなら堺市北区くらまえ鍼灸整骨院にご相談ください。