腰椎椎間板ヘルニア
- 腰が痛い
- お尻(殿部)が痛い
- 足が痛い
- 足がしびれる
- 足に力が入らない
腰椎椎間板ヘルニアは何でなるの?原因は何?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
椎間板は背骨にありクッションの役割をしています。
その背骨は頚椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨、尾骨から形成され、その背骨と背骨の間にあるものを椎間板といいます。
その背骨と背骨の間の椎間板から髄核(ずいかく)というゼリー状の組織が飛び出している状態を椎間板ヘルニアといいます。
その飛び出した髄核が神経に当たると症状が出現します。
腰椎椎間板ヘルニアは20代~40代の男性に多く、好発部位は腰椎の上から4番目と5番目の間の椎間板で、その次は腰椎5番目と仙骨の間になります。
家族性、喫煙、仕事による腰への負担、ストレスも椎間板ヘルニアの要因になると考えられています。
典型的な例としては繰り返す腰痛が、その後、腰椎椎間板ヘルニアとして発症するパターンです。
その他にも加齢で椎間板の水分量が減少することで変性したり、肥満、姿勢の悪さなども椎間板ヘルニアの原因になります。
腰椎椎間板ヘルニアは手術した方が良いの?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
結論から言うとすぐに手術する必要はありません。
例外があるとすると膀胱直腸障害、つまり排尿障害(尿が出ない)、排便障害(便が出ない)がある場合は緊急手術の対象になります。
その他にも、足関節の背屈(足首を上げる)ができなくなるほどの麻痺が出た場合は手術の対象です。
保存療法(手術をしない方法)でも、適切な対処、整骨院の治療をすることで3ヶ月~6ヶ月で80%以上の飛び出しているヘルニアが徐々に吸収され、治癒していきます。
鍼灸院・整骨院に来られる患者さんでは緊急手術が必要な方は稀ですが、堺市北区くらまえ鍼灸整骨院では、腰椎椎間板ヘルニアの重篤な症状を見逃さないよう注意しています。
腰椎椎間板ヘルニアの方がやってはいけないことは?禁忌は?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
①長時間の同じ姿勢
デスクワークや畑作業などで長い時間同じ姿勢をとると、どうしても前屈み姿勢になりがちです。そうなることで、腰椎に負担がかかります。
長い時間の同じ姿勢を続けるときは、1時間に1回は休憩をとるようにして、軽いストレッチを行うようにしてください。
②重い荷物を持ち上げること
重い荷物を持ち上げることは、腰椎に強い負荷がかかり腰痛を悪化させる可能性があります。
重い荷物を持ち上げたり、運んだりする作業は、できるかぎり避けるようにしてください。
どうしても荷物を持ち上げる必要があるときは、しっかりとしゃがみ腰を落としてから荷物を持ち上げるようにしましょう。
③激しい運動
激しい運動は腰椎への負荷が強くなります。
特に体を捻(ひね)る動きや、片側だけに負担がかかるスポーツは避けた方が良いでしょう。
ゴルフ、野球、テニス、ボウリング、筋力トレーニングなどは、痛みが強い場合は避けるようにしてください。
④喫煙
喫煙は腰痛を悪化させる可能性があります。
喫煙は血行が悪くなります。血行が悪くなると筋肉も硬くなり腰痛や腰椎椎間板ヘルニアを発症する確率が高くなります。
喫煙者と非喫煙者を比較しても、腰痛発生率が高くなることが分かっているため、腰痛や腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方は禁煙を心がけるようにしてください。
◯腰椎椎間板ヘルニアの予防法は?/堺市北区くらまえ鍼灸整骨院
①正しい姿勢
座るときは、骨盤から背骨がある程度真っ直ぐになることをイメージし、その上に頭が乗る姿勢が腰への負担が少なくなります。
極端に背中を丸めたり、前屈み姿勢は避けるようにしてください。
②適度な運動
適度な運動は腰周りの筋肉の強化と全身の血行が良くなることで腰への血流もアップし、腰痛予防につながります。
適度なジョギングやウォーキング、腰周りを鍛えるストレッチや運動を取り入れることもおすすめしています。
③スポーツ前の準備運動
急にスポーツをすると腰を痛める可能性があります。
しっかりと準備運動をして体を温めてからスポーツをするようにしてください。
特にそのスポーツで使う部分を意識して準備運動するようにしましょう。
④食生活
主食、主菜、副菜を中心にバランスの良い食事を心がけてください。
日本人に不足しがちな、たんぱく質、ビタミンD、カルシウム、マグネシウムなどは骨や筋肉を強くする栄養素です。
必要な栄養を意識して摂るようにすることで、腰痛や腰椎椎間板ヘルニアに対する予防につながります。
急激な体重の増加や肥満、過剰なダイエットや痩せも腰痛・腰椎椎間板ヘルニアになるリスクが高まります。
自分にとって適切な体重を心がけるようにしてください。
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院の腰椎椎間板ヘルニアの治療法は?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院では、腰椎椎間板ヘルニアを根本から改善するための治療をすることが可能です。
腰椎椎間板ヘルニアは腰周りの筋肉が硬くなることで、そこの内圧が高くなりヘルニアの症状が強くなることがあります。
その逆に、腰周りの筋肉を治療し柔らかくすることで高まった内圧が下がり、症状が一時的に緩和されます。
当院の治療は、腰椎椎間板周囲の内圧を低下させるとともに、筋肉の柔軟性の向上、血流改善を目的としています。
その結果、椎間板ヘルニアの飛び出た部分の吸収が良くなることで治癒が早まり根本からの改善につながります。
①徒手療法(MT-MPS)
手技で硬くなった筋肉を柔軟な筋肉、状態の良い組織に変化するよう治療していきます。
問診や運動検査で患者さまに応じてどこが悪くなっているかを把握し、体表解剖、運動学など基礎医学に基づき治療していきます。
②鍼療法(AT-MPS、トリガーポイント鍼療法)
患者さまや症状に応じて徒手療法と鍼療法を組み合わせて治療していきます。
鍼は手や指では届かない部位に直接アプローチできることが利点になります。
そのため鍼治療は腰痛や腰痛椎間板ヘルニアに対してすばらしい効果を発揮することがあります。
③ストレッチ 姿勢矯正
ストレッチで血行を良くすることが、腰椎椎間板ヘルニアの治癒を促進することにつながります。
他にも姿勢が悪く腰に負荷がかかっている方には、負担がかからないような姿勢に矯正していきます。
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院の腰痛や腰椎椎間板ヘルニアの姿勢矯正は、バキバキするような激しい矯正ではなく、ストレッチや運動などの手技を中心とした安心して受けることができる施術です。
④物理療法
痛みが強い場合は、ハイボルテージという電気治療で痛みの緩和と治癒を促進させます。
ハイボルテージは高電圧刺激を皮膚から流し交感神経の興奮を抑制させることを目的とした物理療法です。(まったく痛くないのでご安心ください。)
分かりやすく言うと、痛みの神経は交感神経が優位になっているため、それを抑制させる、つまり痛みを抑えることにつながります。
興奮した交感神経を抑えることで自律神経のバランスが整うことになり、血行が促進されます。
血行が良くなると、老廃物や痛み物質が溜まるのを防ぎ、筋肉や骨に必要な酸素や栄養素が運ばれ質の良い組織に生まれ変わり、痛みが緩和されます。
これらの治療を患者さまの状態に応じて組み合わせ、良いサイクルを作り出すことにより、回復速度を大幅に早めていきます。
腰椎椎間板ヘルニアでお困りの方は堺市北区くらまえ鍼灸整骨院にご相談ください。