踵(かかと)の痛み
- 歩くと踵(かかと)が痛い
- ランニングで踵(かかと)を痛めた
- 踵(かかと)の後ろ、足の裏が痛い
- 踵(かかと)の内側、横側を押すと痛い
- 剣道、サッカー、野球などのスポーツをして踵(かかと)が痛い
踵(かかと)の痛みの種類は?どんなものがあるの?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
踵(かかと)の痛みが考えられる疾患は様々です。
その代表例には、以下のようなものがあります。
①足底腱膜炎(足底筋膜炎)・踵骨棘
②シーバー病、セーバー病(踵骨骨端症)
③踵骨骨挫傷
④踵骨疲労骨折
⑤踵骨下滑液包炎
このように、一口に「踵(かかと)が痛い」と言っても様々な原因があります。
その疾患によって対処法が変わるため、整形外科、整骨院などを利用するようにしてください。
なぜ踵(かかと)が痛くなるの?踵(かかと)の痛みの原因は何?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
前述した疾患別にそれぞれの原因を簡単に記します。
①足底腱膜炎(足底筋膜炎)・踵骨棘
足裏(足底)の踵(かかと)から足指の付け根までをつなぐ足底腱膜が炎症を起こすことで、痛みを生じます。
踵(かかと)の裏の部分やその内側を押すと痛みを感じることが多い疾患です。
マラソン、ウォーキング、長時間の立ち仕事により足裏の土踏まずに負担がかかることで足底腱膜が踵骨に付着する部分に傷が入ることで炎症が起こり発症します。
このような繰り返すストレスにより踵骨棘という骨棘ができることもありますが、骨棘があっても痛みはないこともあります。
②シーバー病・セーバー病(Sever病=踵骨骨端症)
10歳前後の学童期の男子に多く、明らかな誘因はないとされているが、野球、サッカー、陸上など、走る要素が多いスポーツで発症している印象があります。
いわゆる骨端症のうち、オスグッドシュラッター病(=Osgood-Schlatter disease)の発生機序とよく似ています。
③踵骨骨挫傷
強い外力で骨内部の組織が損傷し出血して起こります。
骨折は骨の連続性が断たれた状態、不全骨折(ヒビ)は部分的に骨の連続性が断たれた状態です。
痛みが長引き、レントゲンで異常がないときは骨挫傷の可能性があります。
骨挫傷はMRIで鑑別することができます。
④踵骨疲労骨折
踵骨は丈夫な骨で高い所から落ちたりしないかぎり普通は折れませんが、スポーツなどの繰り返す外力により少しずつ負担がかかることで弱くなり、疲労骨折することもあります。
踵骨は後ろ側にアキレス腱、裏側(底面)に足底腱膜が付着しており、双方に引っ張られることで相反するストレスがかかり続けることになります。
時に骨粗鬆症が原因とされる踵骨の疲労骨折もあります。
⑤踵骨下滑液包炎(しょうこつかかつえきほうえん)
歩く、走る、立ち上がる時など踵を最初に着地するとき痛みが最も強くなります。
踵の裏(底面)には滑液包というクッションの役割を果たす液体で満たされた平らな袋があります。
この部分がランニングやウォーキングなどで負担がかかり、炎症、時には腫れて発症します。
以上に挙げた疾患が踵(かかと)の痛みの代表的なものになります。
踵(かかと)の痛みの予防法は?|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
踵(かかと)の痛みの予防法はそれぞれの疾患により多少変わりますが、①足底腱膜炎(足底筋膜炎)・踵骨棘②シーバー病・セーバー病③踵骨骨挫傷④踵骨疲労骨折⑤踵骨下滑液包炎に共通する予防としては以下のものがあります。
・オーバーユース(使いすぎ)にならないよう気を付ける
⇒スポーツ、ジョギング、ウォーキングは適度に休息を挟みながら実施し、仕事などで足に負荷がかかる方は、クッション性のある靴やインソールなどに留意することも大切です。
・定期的なケア
⇒定期的に身体をケアするようにしてください。
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院では徒手療法を得意としていますので、踵(かかと)の痛みの予防に有用です。
いつでもお気軽にご相談ください。
・ストレッチ
⇒ストレッチは筋肉の柔軟性を向上させ踵(かかと)の痛みを予防する効果を期待できます。
ストレッチの方法は指導しますので、お気軽に聞いてください。
・入浴
⇒普段から身体を温め血行を良くすることは、身体の疲労が取れやすくなります。
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院の踵(かかと)の痛みに対する治療法は?
堺市北区くらまえ鍼灸整骨院では、踵(かかと)の痛みに対して治療することができます。
前述した疾患により対処法は変わりますが、いくつか例を挙げます。
①徒手療法(MT-MPS)
炎症がある場合は患部を避けて、筋緊張緩和、循環改善を目的に治療していきます。
足部の疾患には、下腿部の施術も重要になることがあります。
それは下腿部の循環を良くすることが足部からの脈管系(血液)の経路であるため、そこを施術することで治りが早くなることを期待できます。
②鍼療法(AT-MPS、トリガーポイント鍼療法)
足部の疾患(踵など)では下腿部に鍼をすることもあります。
スポーツなどで過度に脚を使っている方は、踵(かかと)の痛みと同時に下腿部の筋緊張が亢進しています。
そのような部位には鍼施術が有効です。
もちろん個人差があるため、鍼は強制ではなく同意の上、施術させていただきます。
③超音波
超音波は主に3つの効果があります。
①鎮痛効果(疼痛コントロール)
②筋機能改善効果(筋緊張・ROMの改善)
③治癒促進効果(硬・軟組織修復)
分かりやすく言うと、筋肉を柔らかくして血行を良くすることで痛みを抑え治癒を促進する効果があるということです。
④エコー観察装置
エコー観察装置では疲労骨折などの鑑別をすることができます。
これがあることで今後の治療方針を決めるための有用な手段になります。
⑤テーピング、インソール、ジェルヒールパッド
テーピング、インソール、ジェルヒールパッドを使い踵(かかと)にかかる衝撃を緩和させます。
スポーツなどで休めないときは、テーピングをすることで試合に望む方もいます。
このように堺市北区くらまえ鍼灸整骨院では、踵(かかと)の痛みに対しての原因を見極めて治療していきます。
踵(かかと)の痛みのことなら、堺市北区くらまえ鍼灸整骨院にご相談ください。