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頚椎症(頸椎症)・頚部脊椎症(頸部脊椎症)
「頚椎症」と聞くと、すぐに首の骨や関節が悪くなっていると考えます。
確かに加齢により椎間板や背骨の関節の変性はありますが、老化するのはこれだけではありません。筋肉や皮膚も同じように老化(退行変性)します。どうしても、骨や関節を主体に考えてしまうと、偏った見方になります。
筋肉が緊張、硬くなると血管・リンパを締めつけることになり、そこから骨・関節へ行く循環が滞ります。その結果、椎間板や背骨の関節の変性、老化が進行してしまいます。この変性してしまった椎間板や関節を元に戻すことは難しいです。しかし、筋肉の緊張を改善し骨・関節への循環を改善することは十分に可能です。
頚椎のレントゲン検査において、50歳以上では3%のみが正常であると言われており、レントゲンの結果と症状の因果関係はイコールではないように思います。実際の臨床で頚椎症やストレートネック、椎間板が狭くなっている、と診断された患者様を多く診てきました。どの筋肉が悪いのかを判別し、きっちりと治療することができれば著名に改善することができるはずです。