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堺市でも数少ないエコー検査(超音波検査)を導入しています。~野球肘にも有用~
当院では野球肘の検査でも有用なエコー検査(超音波検査)を導入しています。
➀エコー検査(超音波検査)のメリットとは?
レントゲン検査と違い放射線被ばくがなく、人体に無害です。
検査時もゼリーを塗って端末をあて、身体の中を観るため苦痛もなく5分程度で終わります。
➁エコーによる野球肘健診で何が分かる?
レントゲンでは分からない骨・靭帯(じんたい)の状態が分かります。
内側型の異常は小学生野球選手の約4割に認められ、自覚症状の有無だけでなくエコー検査の状態を診て適切な治療、
そしてアドバイスをしていきます。
➂野球肘のエコー検査で最も得意とするのは? OCD(上腕骨小頭離断性骨軟骨炎)・・・
野球肘のエコー検査で最も得意とするのはOCD(上腕骨小頭離断性骨軟骨炎)です。
小学生野球選手の約2%に生じる外側型野球肘で、上腕骨小頭に傷が入ったり、はがれたりすることで発生します。
初期例では症状がないことが多く、重症になれば患部に痛みを感じることもあります。特に肘を伸ばす最後の方で痛みや可動域の制限を感じる時は要注意です。
痛みを感じてから受診すると手術になることもあり、できるだけ早期の発見が大事です。
まとめ
野球肘の検査でエコー検査(超音波検査)は非常に有用です。
導入している院はまだまだ少ないのが現状ですが、野球をしている子供たちにとって定期的な野球肘健診は必須です。
現在当院では、ボーイズリーグに所属している金岡ボーイズにてトレーナーもしています。
子供たちの健康のためにも、エコー検査は定期的に受けるようにしてください。