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膝痛、お皿の下の痛みに対する治療法
膝痛、お皿の下を痛めた実際の症例
発生理由 : 受傷前日から右膝に違和感を感じており、歩行中に膝、お皿の下にグキッと痛みを感じて負傷
治療対象筋 : 大腿四頭筋(太ももの前)
1回目の治療前は
しゃがめない。
膝を曲げれない。
普通に歩くことができない。
そのような状態でした。
膝のお皿は大腿四頭筋(太もも前)からつながる腱(けん)の中にあります。今回は、お皿の下に痛みを感じたということで、構造的(解剖学的)に考えて大腿四頭筋の腱に何らかの損傷が生じたと推測し、腱につながる大腿四頭筋(太もも前)を中心に徒手施術をしました。
加えて治癒を促進するためには、循環改善と機能改善(今回は膝や股関節を動かしやすくする)がポイントとなるため、太もも裏(ハムストリングス)や股関節の筋肉である殿筋(大殿筋、中殿筋)を施術しました。
結果
結果として、三回の施術で本人から「8割程回復した」と言われ、しゃがみこみと膝を曲げることが大幅に回復しました。
四回目の施術ではほぼ症状改善。
まとめ
受傷前日からの違和感は、突然膝の状態が悪くなったわけではなく、徐々に膝の状態が悪くなっていたと推測できます。
普段からの運動不足や、身体のケアを怠り筋肉の過緊張状態が日常的に起こり、それにより循環改善を招き、発痛物質(痛みを出す物質)が貯留し代謝されずに膝に違和感が生じたと考えられます。
この状態のときに対処、治療できていれば、今回の損傷は発生しなかった可能性があり、予防の重要さを感じた症例です。
参考文献 プロメテウス解剖学アトラス 第2版
くらまえ鍼灸整骨院 貞松
堺市北区蔵前町2-1-15
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