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野球肘の種類~タイプ別 内側・外側・後側~
野球の障害でよく見られる野球肘。
野球肘は場所により3つのタイプに分けることができます。
内側型、外側型、後方型です。
それぞれの障害の特徴を見ていくと
野球肘内側部障害・・・
○野球肘の大部分。
○大人では、骨よりも筋肉や靭帯を傷めやすい。
○子供では、筋肉や靭帯よりも骨を傷めやすい。
○ときに、裂離(れつり)骨折。
→投球時に強い痛みが走り負傷する。
○尺骨鈎状突起の剥離(はくり)。10代半ばに見られる。
基本的に内側を痛めるケースでは保存療法。
当院ではエコーにて状態を観察し、徒手治療、鍼治療で経過を観ながら復帰時期を考えていきます。
※骨折を疑うときは紹介状を書き整形外科に行っていただくようにしています。
参考文献)プロメテウス解剖学コアアトラス 第2版
野球肘外側部障害・・・
○上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)
・無症状で進行することもある
・初期に発見できれば保存療法で治癒することもある
・進行すれば手術
・成長障害を起こすこともある
この疾患は当院でも見逃さないよう、エコーにて注意深く観察するようにしています。発見すれば必ず整形外科、専門医に診ていただくようにしています。
参考文献)標準整形外科学第9版
野球肘後方部障害・・・
○骨端線障害
○後方インピジメント
○肘頭疲労骨折
まとめ
野球肘は野球をしている小学生、中学生には非常に多い疾患です。
大人や親からするとこの程度の練習でケガをするの?と思われることがありますが、成長期の子供たちにとってのケガは成人してからの身体にダメージが残ることがあります。
周りの指導者や親たちの身体に対しての適切な理解が必要になります。
当院ではこのような子供たちに対してエコー検査を行い、重篤な疾患を見逃さないよう努めています。
くらまえ鍼灸整骨院
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