スタッフブログ
噛むと顎(あご)が痛い!~顎関節症(がくかんせつしょう)に対する治療法~
食事のときの顎(あご)の痛みや、
口が開かない顎関節症(がくかんせつしょう)。
歯医者や口腔外科での治療法は?
顎関節症は歯医者や口腔外科では
マウスピースを作り経過を観る
ケースが多いようです。
今回は当院での顎に対する治療を
どのようにしていくのかを説明して
いきます。
顎関節の異常や変形は変わらない…??
顎関節の関節そのものの異常や
変形などは、ヒアルロン酸を打ったり、
薬を飲んだりしても変わるものでは
ありません。
しかし、当院のような実際の臨床現場で
顎関節症と診断されていても、症状が良く
なっていくケースがよくあります。
レントゲン検査などの画像検査でみる
関節の悪さと痛みの強さが比例しない
ことも見受けられます。
筋肉の視点から…
食べ物を噛む、咀嚼(そしゃく)する
顎の関節を直接構成している筋肉は
○咬筋(こうきん) ○側頭筋(そくとうきん)
○外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
○内側翼突筋(ないそくよくとつきん)
上記の4筋があります。
これらの筋肉が顎の関節運動にどのように
関わっているかをみていきます。
○咬筋は…
上の歯と下の歯を強く噛みしめる
咬合(こうごう)の働きがあります。
歯を強く噛みしめると、
筋肉の膨らみを顎のラインに
確認できる方もいます。
※咬筋の図は↓側頭筋といっしょに載せてます。
○側頭筋は…
側頭筋は咬筋と同じく上の歯と下の歯を
噛みしめる働きがあります。
「こめかみ」と言われる場所が
この側頭筋になります。
○外側翼突筋は…
下顎を前に動かし口を開かせたり、
下顎を反対側に動かす作用があります。
○内側翼突筋は…
下顎を挙げ歯を強く噛みしめたり
下顎を反対側に動かす作用があります。
この外側翼突筋と内側翼突筋は
頬骨(きょうこつ)という頬(ほほ)の骨と
下顎骨(かがくこつ)という下顎(したあご)の骨の
内側、つまり裏側にあります。
顎関節に対する徒手治療、鍼治療
くらまえ鍼灸整骨院ではまず問診で
どのような時に症状が出るかを確認します。
次に顎関節の動作のチェックを行います。
顎の開口動作ならびに下顎の横への動きを
見てどこの筋肉が硬くなっているか
悪くなっているかを把握します。
そしてこれらの筋肉に対して、
徒手及び鍼を用いて治療していきます。
顎を強く噛みしめるときには
首を固定する必要があります。
そのため顎が悪い方は、首や肩の
こり感を同時に訴えることが
多いです。
顎を治療する際には、首や肩も
治療するとより効果的です。
参考文献)プロメテウス解剖学コアアトラス
くらまえ鍼灸整骨院
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