自損事故(単独事故)とは、相手方のいない運転者が単独で起こした事故のことをいいます。

「運転操作を誤ってガードレールに突っ込んだ…」

「自宅ガレージから出るとき隣の塀にぶつけてしまった…」

「狭い道路を走行中に田んぼに落ちてしまった…」

このようなケースが自損事故(単独事故)に該当します。

自損事故も道路交通法72条において、交通事故の警察への報告が義務付けられているため届け出が必要です。

警察へ連絡をしないと道路交通法違反となり罰せられる可能性があります。　　　

罰則内容は「3か月以下の懲役または5万円以下の罰金」となります。

▪️交通事故証明書がないと保険が使えない…？

自損事故(単独事故)で破損した車両や工作物を修理する際には「交通事故証明書」が必要になることがあります。

この「交通事故証明書」は警察に届け出をすることで作成されます。

このようなことからも、自損事故(単独事故)は警察に届け出をする必要があります。

▪️自損事故で自賠責保険は使えない

強制加入の自賠責保険は被害者救済が目的であり、補償範囲は対人事故における相手方の損害賠償のみになります。

そのため自賠責保険は、自損事故による運転者自身の死傷や物損の補償を受けることができません。

▪️自損事故で使える任意保険

～人の死傷に対する補償～

・人身傷害保険

人身傷害保険は自賠責保険の不足分を補う任意保険の一つです。

加害者が任意保険に入っていない事故、自損事故(単独事故)、当て逃げ、歩行中の事故など様々な事故において補償を受けることができ、自分自身だけでなく家族も備えることができる保険です。

・自損事故保険

名前の通り自損事故でのケガや死傷したとき、物にぶつけてしまったときに補償を受けることができる保険です。

契約中の車を運転していた運転者だけでなく同乗者も補償を受けることができます。

・搭乗者傷害保険

契約中の自動車の搭乗者、つまり運転者を含めた同乗者全員が死傷したときに補償を受けることができます。

また、他の保険金や賠償金が支払われている場合も、それらの影響を受けずに保険金を受け取ることができます。

なお、受け取る保険金額は契約時に定められた金額となります。

～物損に対する補償～

・対物賠償保険

対物賠償保険は交通事故で他人の財産に損害を与え、賠償責任を負った場合に補償を受けることができます。

支払いの対象となるのは、あくまで「他人の財産への損害」のみになるので注意が必要です。

「自宅の駐車場で奥さんがご主人の車にぶつけてしまった…」

「自宅で車庫入れの際に誤って後ろの物置を壊してしまった…」

などといった場合には支払いを受けることができません。

・車両保険

車両保険は自分の車が故障をしたときの修理費等を補償する保険です。

 他にも、自動車が修理不可能なほどの事故をしてしまった場合は車を買いかえる費用として保険金を充てることができます。

台風や洪水などの災害で車が故障したり修理不可能になった場合も車両保険があれば備えることができます。

自損事故(単独事故)でも人身傷害保険などの任意保険に加入していれば、保険により整骨院での治療費の補償を受けることができます。

交通事故でケガをされた場合は、放置せずに早めに治療をするようにしてください。

うつ伏せが辛い方には横向きで寝ていただいて治療したり、痛みが強く炎症がある方には患部を避けて治療するなど、様々なアプローチ方法で治療に取り組んでいます。

その人の体に合った治療はもちろんのこと、後遺症が残らない、痛みを繰り返さないようストレッチなどのセルフケアも指導しています。

少しでも早く患者様の体が回復できるようサポートしていきます。

「少しの痛みだから…」

「痛み止めの薬に頼っている…」

「大した事故ではないけど、痛みがある…」

など交通事故による痛みを感じた方は、堺市北区くらまえ鍼灸整骨院にお気軽にご相談ください。