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お悩み改善例

ハイボルテージおよび超音波治療を併用した肩関節疾患の一症例 年齢:60代 性別:女性 仕事内容:主婦

主症状

左肩関節の疼痛、運動痛、夜間痛。
症状は1年前から徐々に進行、1ヶ月前に悪化。

随伴症状

下腿部の倦怠感。

検査

運動検査にて左肩関節屈曲90°で制限。
患部圧痛を確認。

治療

1. 徒手療法
患部の炎症が落ち着くまで直接的な徒手療法は避け、周辺部位の筋膜リリースと関節モビライゼーションを中心に実施。

2. ハイボルテージおよび超音波治療(コンビネーション治療)
高電圧治療器(ハイボルテージ)で深部組織の疼痛緩和と血行促進。
超音波治療で微細な組織の修復をサポート。

3. 鍼治療
肩関節周囲筋や関連筋群(棘上筋、三角筋)へのアプローチ。
肩関節挙上に作用する脊柱筋、僧帽筋、肩甲挙筋へのアプローチ。

治療頻度および治療期間

初週:週3回。
2週目以降:1週間~10日に1回の頻度。
全治療回数:9回(約1ヶ月半の期間)。

経過および考察

初期段階(1~3回目)
初回治療では患部を避けた間接的アプローチを中心に実施。
下腿部倦怠感は血流改善を目的とした徒手療法により軽減。

2回目治療で夜間痛が軽減。ハイボルテージ治療が神経伝達を調整し、鎮痛効果を発揮したと考えられる。

中期段階(4~6回目)
4回目で夜間痛がほぼ消失。
ハイボルテージ治療の継続で、深部組織の炎症が抑制され、患部周辺の代謝が活性化。
超音波治療による微細振動がコラーゲンのリモデリングを促進し、可動域が徐々に改善。

後期段階(7~9回目)
患者は大幅な症状改善を報告。日常生活の中で肩関節を動かすことに伴う不便が減少。
可動域が大きく向上し、90°以上の屈曲が可能に。筋膜の柔軟性改善が動作効率を回復させた。

【初診時】

【20日後 5回目】

まとめ

治療効果が出た理由

1. 炎症制御の徹底
夜間痛がある間は患部への直接刺激を避けたことで、炎症を悪化させずに治療を進められた。

2. ハイボルテージと超音波治療の併用
高電圧刺激により痛覚神経の興奮を抑え、超音波による組織再生効果が補完的に働いた。

生理学的反応

1. 電気刺激の神経モジュレーション
ハイボルテージ治療が脊髄後角での痛覚信号伝達を抑制。

2. 血行促進と組織修復
超音波治療が血管新生を促進し、修復因子の供給が増加。

3. 筋膜の緩和
徒手療法による筋膜リリースで隣接組織の緊張を低下。

臨床的意義

本症例は、徒手療法、ハイボルテージ、超音波治療を組み合わせることで、慢性化した肩関節疾患の改善が可能であることを示した。特に高齢患者における非侵襲的治療の有効性が示唆され、今後の治療計画に応用できる知見を提供する。

施術内容および費用

施術内容:徒手療法・鍼治療・コンビネーション治療        
費用:当ホームページ料金表参照

リスク

治療刺激と血流改善のため、一時的に筋肉痛のような症状や倦怠感を感じることがある。

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〒591-8004
大阪府堺市北区蔵前町2-1-15
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駐車場4台完備
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