モートン病
- 足の指と指の間が痛い
- 足の指がしびれる
- 歩くと足の指の付け根が痛い
- 足の甲が痛む
- モートン病と診断された
- 足の裏、土踏まずから先が痛む
モートン病とは?/堺市北区くらまえ鍼灸整骨院
▪️症状
足の指の付け根(骨と骨の間)から指にかけての痛みやしびれ、ときには焼けつくような痛みも感じます。
中指と薬指の間の発症が一番多く、人差し指と中指、薬指と小指の間が障害されることもあります。
ときには、下腿部までの広範囲まで症状を感じ、知覚障害を認められます。
▪️原因
足の指と指の間の神経が圧迫されて発生します。
小さな腫瘤(しゅりゅう)やガングリオンができることにより、神経が圧迫され発症するこもあります。
モートン病の主な原因は、足裏のつけ根に繰り返しかかる負担です。
歩く際に、足の裏で地面をけるときに足の指が背屈して付け根に負荷がかかり、すぐ下にある神経や周りにある軟部組織が繰り返し圧迫され、年齢とともにこの部位が線維化することで発生します。
■リスクファクター
・過去の足のケガ
・前足に繰り返し力のかかる運動(ジョギングなど)
・ヒールの高い靴
・外反母趾
・関節リウマチ
・偏平足
モートン病に対するエクササイズ|堺市北区 くらまえ鍼灸整骨院
モートン病は足前方の横アーチが低下することで負担がかかり発症します。その横アーチを再形成できるようにと悪化防止のため、アーチを形成する足部内在筋(足自体にある筋肉です)のエクササイズや、アーチの低下を招きやすい足首の硬さを改善するためのストレッチがお勧めです。
■足部内在筋(足の筋力)のエクササイズ1
- ショートフットエクササイズ
足のアーチを引き上げる効果が期待できる「ショートフットエクササイズ」をご紹介いたします。
写真のように指自体はあまり曲げず、地面に押し付けながら足のアーチが持ち上がるような感じで行ってみてください。5秒力を入れて緩めるといった感じで繰り返してみてください。
足の指を曲げるというより地面に押し付けるイメージで足のアーチを引き上げます。
足の指を曲げるというより地面に押し付けるイメージで足のアーチを引き上げます。
■足部内在筋(足の筋力)のエクササイズ2
- タオルギャザーエクササイズ
足の指の筋力向上や足のアーチを引き上げる効果が期待できます。
タオルを床に敷き、足の指の力でたぐり寄せます。すべてたぐり寄せたら、戻してます。
これを何セットか繰り返してみてください。
足は遠くに置き、足首が伸びたポジションで行うと効果的です。
■ふくらはぎのストレッチ
足首の硬さを改善するためのメニューです。
足を前後に置いて、アキレス腱~ふくらはぎが伸びるようにストレッチしましょう。20~30秒を目安に一日3セット程がお勧めです。壁を押すようにやるとよく伸びます。
踵が浮かないように注意します。姿勢も真っすぐ一直線を意識しましょう。
踵が浮かないように注意します。
姿勢も真っすぐ一直線を意識しましょう。
足の向きはまっすぐ前に向けます。
モートン病に対する予防は?/堺市北区くらまえ鍼灸整骨院
▪️足に負担をかけすぎない
モートン病を発症する方に多いのが、過度なランニングです。
フルマラソンやウォーキングを頑張っている方に多く発症しているため、定期的なケアを怠らないようにしてください。
ハイヒールやつま先立ちになるような姿勢もモートン病の原因になり得ます。このような姿勢になるときは、なるべく長時間は避け、帰宅してからストレッチ、入浴などで血行を良くするようにしてください。
▪️クッション性のあるシューズ
クッション性のないシューズは足に負荷がかかります。普段からクッション性のあるシューズを履くことで足の負担が軽減されます。
シューズを選ぶ際は、クッション性も大切になってきます。
▪️適度なストレッチ
スポーツやハイヒールを履いた後は、適度にストレッチをするようにしましょう。ストレッチをして血行を良くすることが、モートン病をはじめとする様々な足部の疾患を予防することにつながります。
▪️定期的なケア、メンテナンス
専門家による定期的なケアをすることがおすすめです。専門家は、自分たちでは気付かないような筋肉の緊張や症状の前兆を見つけてくれます。
スポーツやハイヒールなどで足部に負担をかけている方は、専門家による定期的なケアがおすすめです。
モートン病の治療/堺市北区くらまえ鍼灸整骨院
一旦モートン神経種が生じるとそれが自然に消えることはありません。しかし痛みは改善したり消失したりすることはあります。専門家による治療やエクササイズ、ストレッチを行うことで痛みの解消が得られる確率は上がります。
モートン病が進行してしまうと(つまり好ましくない靴を履き続けたり負担をかけ続けたりすると)、より長期の治療を要することになります。
少しおかしいな?と思ったときは早めに受診するようにしてください。