お悩み改善例
胸郭出口症候群に対するMT-MPS施術および鍼療法の症例 年齢:54歳 性別:男性 仕事内容(趣味):会社員 部位:頚部・右上肢 疾患名:胸郭出口症候群
主症状
右上肢挙上時の頚部および肩の痛み
随伴症状
右肩挙上制限
検査
・ルーステスト陽性
・頸部右側屈可動域制限
・斜角筋、小胸筋、鎖骨下筋の圧痛および過緊張
・肩甲骨外転・前傾位
・胸郭可動性低下
治療
右肩甲帯、頚部、脊柱、前胸部に対する筋緊張緩和および血流改善を目的とした徒手療法(MT-MPS施術)
鍼療法
治療頻度および治療期間
週1回
経過および考察
本症例は、胸郭出口部における神経・血管の絞扼により症状が出現していたと考えられる。
胸郭出口は斜角筋間隙、肋鎖間隙、小胸筋下間隙の3つの通過部位から構成されるが、これらの部位に関与する筋の過緊張により、腕神経叢および鎖骨下動静脈の滑走性が低下する。
特にデスクワークなどにより肩甲帯が前方偏位し、小胸筋や斜角筋が短縮位で固定されると、神経への機械的圧迫が持続し、運動時痛や可動域制限が生じる。
筋が持続的に収縮すると筋内圧が上昇し、血流低下と発痛物質の蓄積が起こる。この状態では侵害受容器が過敏化し、軽微な刺激でも疼痛として認識される。
MT-MPS施術により、異常収縮している筋に対して伸長位での刺激を加えることで筋紡錘の過活動が抑制され、筋緊張が正常化する。また血流改善により局所環境が回復し、神経周囲の滑走性が向上する。
鍼療法は局所の循環改善および鎮痛作用を補助し、自律神経調整作用を介して筋緊張の低下を促進した。
これにより、ルーステストで誘発されていた症状の軽減とともに、肩関節の挙上動作が改善した。
【初診時】
【治療後】
【治療部位】
まとめ
胸郭出口症候群は神経の問題として捉えられがちであるが、実際には周囲筋の異常収縮と運動連鎖の破綻が大きく関与する。
本症例では筋緊張の正常化と血流改善により神経環境が改善し、症状の軽減が得られた。
施術内容および費用
徒手療法(MT-MPS施術)、鍼療法
費用:当ホームページ料金表参照
リスク
・施術後の筋肉痛様症状
・内出血(鍼施術部位)
・倦怠感
・一時的な症状増悪
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